November 18, 2011

BJM

あまりバンドのバイオグラフィなどには興味を持たないのだが、アルバム十五枚がiTunesライブラリに入っているというのに、いつどこのバンドであるかも知らないというのは、さすがにちょっと不健全なのではないかと僕は考えた。

 こんな時にインターネットは便利なもので、洋楽に詳しい知り合いを持たない僕ですら、家にいながら即座にあらゆるバンドの情報を得る事が出来るのであるが、ウィキペディアには記事がなかった。この国には文化というものが存在しないのだろうか。国内盤のライナーに書かれた解説もろくに読まないような僕に、世のロックファンの怠慢を裁く資格はない。そもそも、現代はグーグル先生他、翻訳のエキスパートがいたる所で暇とリソースを持て余しているわけで、日本語情報の不足を嘆く必要はどこにもない。

 ざっと見た感じ、六十年代サイケデリアだとかインディ・ロックだとかオルタナティヴだとか、そんな専門的で難しい用語を使われてもよく判らないのだけれども、どうやらそういう感じらしい。まあ、バンド名を見りゃ判る。

 一体何を調べようとしていたのか判らなくなってきた。簡単に言えば、アルバムを聴ければ他はどうだっていいわけだ、もっともな話。